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住宅室内環境の測定その3
床衝撃音に関る調査
 
 シックハウス原因物質の測定分析とあわせて、種々の住宅性能調査を行い室内居住環境をトータルに評価します。本ページでは、“床衝撃音”の調査方法や測定装置例について述べます。
 上記のことでご相談の方は、こちらまでご連絡下さい。

1.床衝撃音について

 
家具の移動や子供の飛び跳ねなど、上階における床の衝撃が下階で騒音となって生活実感に影響を与えることがあります。このような衝撃音は、上下階の遮断性能として等級で表すことができます。
 
2.床衝撃音の調査方法

@衝撃音発生器を用いて上階を加振させ、下階において周波数毎の床衝撃音レベルを測定します。
 (JIS A‐1418‐1、JIS A‐1418‐2)
A床衝撃音レベルを基準となる等級曲線(4項の表)に当てはめることにより、遮断性能の等級を求めます。
 (JIS A‐1419‐2)

3.床衝撃音レベルの測定器具

軽量床衝撃音発生器

椅子の移動や歩行など、中・高音域の衝撃音を再現

  重量床衝撃音発生器

人の走り回りや飛び跳ねなど、低・中音域の衝撃音を再現

精密騒音計

測定ポイントを数ヶ所設定し、床衝撃音レベルを測定


4.等級曲線



5.遮音等級と住宅における生活実感の対応

遮音
等級
人の走り回り・飛び
跳ねなど
椅子の移動音、物の
落下音など
生活実感、プライバシーの確保
L‐30 通常ではまず聞こえない 聞こえない 上段の気配を全く感じない
L-35 ほとんど聞こえない 通常ではまず聞こえない 上段の気配を感じることがある
L‐40 かすかに聞こえるが、遠くから聞こえる感じ ほとんど聞こえない 上段で物音がかすかに感じる程度/気配は感じるが気にはならない
L-45 聞こえるが意識することはあまりない 小さく聞こえる 上段で生活が多少意識される状態/スプーンを落とすとかすかに聞こえる/大きな動きはわかる
L‐50 小さく聞こえる 聞こえる 上段の生活状況が意識される/椅子を引きずる音は聞こえる/歩行などがわかる
L‐55 聞こえる 発生音が気になる 上段の生活行為がある程度わかる/椅子を引きずる音はうるさく感じる/スリッパ歩行音が聞こえる
L‐60 よく聞こえる 発生音がかなり気になる 上段住戸の生活行為がわかる/スリッパ歩行音がよく聞こえる
L‐65 発生音がかなり気になる うるさい 上段住戸の生活行為がわかる
L‐70 うるさい かなりうるさい たいていの落下音ははっきり聞こえる/素足でも聞こえる
L‐75 かなりうるさい 大変うるさい 生活行為が大変よくわかる/人の位置がわかる/すべての落下音が気になる/大変うるさい
L‐80 うるさくて我慢できない うるさくて我慢できない 同上
備考 低音域の音、
重量柔衝撃音
高音域の音、
軽量硬衝撃音
生活行為、気配での例
日本建築学会編「建築物の遮音性能基準と設計指針」技報堂出版より引用

他ページ
へのリンク
住宅室内環境の測定その1〜室内空気汚染物質の測定〜
住宅室内環境の測定その2〜気密性能に関る調査〜



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