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タルク中のアスベストの分析

タルク中のアスベストを、X線回折法により分析し、得られた回折チャートから含有量を求めます。
タルク中のアスベストの含有量は、アスベストの種類ごとに求めます。
X線回折パターンから、夾雑物の影響を解析し、精度のよい結果を提供します。

1.分析装置  
写真1 X線回折装置全景 写真2 試料のセッティング
PANalytical X線回折装置
X'Pert PRO MPD
分析条件: 対陰極  
管電圧  
管電流  
走査範囲
Cu
40kV
40mA
5°〜70°

濾過捕集したタルクをオートサンプラーに
セットし連続分析
(オートサンプラーは45試料までセット可能)
基底標準板 :亜鉛板(Zn)
X線検出器 :半導体検出器
2.回折パターン  
分析の対象とするアスベストは、以下の5種類です。
クリソタイル・アモサイト・クロシドライト・トレモライト・アンソフィライト
図1 アスベスト5種類の回折パターン

3.アスベストの同定  
タルクは、それ自体が複雑な回折パターンを持つほか、しばしば、緑泥石(クロライト)等が含まれることがあります。これらの物質の回折ピークが、アスベストの回折ピークと重なっていないか、十分確認する必要があります。
図2 タルクにトレモライトが混在している試料の回折チャート

 タルクとトレモライトの回折ピークが重なっていないことを確認。
 分析の結果:トレモライトは2 .0%であった。

図3 タルクにクリソタイルとクロライトが混在している試料の回折チャート

 タルクとクリソタイルの回折ピークが重なっていないことを確認。
 一方、クリソタイルとクロライトの回折ピークが一部重なっていることを確認。
 よって、定量は、低角一点法を用いて行った。
 分析の結果:クリソタイルは0 .8%であった。

4.補 注  
試料量は、0 .1g程度で結構です。
短納期に対応いたします。
規格に沿った分析も行ないます。
天然鉱物中の石綿含有率の分析方法(平成18年8月28日基安化発第0828001号)

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