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熱分解によるガスクロマトグラフ質量分析(Py-GC/MS)

Py−GC/MSは、試料導入部に熱分解装置(パイロライザー)を設置したガスクロマトグラフ質量分析計です。
 熱分解装置で試料を加熟し、発生したガスをGCに導入するため、複雑な前処理が必要であった高分子材料についても、前処理無しで分析を行うことが出来ます。
 また、熱分解装置の温度条件とサンプリング条件を変えることで、各種材料に対して様々な分析が行えます。



熱分解装置

図1.Py-GC/MSの写真
   熱分解装置:PY2020D(フロンティアラボ製)
       加熱炉温度 室温〜800℃
       雰囲気 He、02(20%)Heバランス
   ガスクロマトグラフ:HP6890(HP製)
   質量分析計:HP5973(HP製)

試料を測定用のカップに入れ、加熱炉上部にセットする。
自由落下で試料を加熱炉の炉心に導入し、熱分解を行う。

試料サイズは、Φ3mm、長さ7mmの測定用カップに入る
大きさに調整します。
試料重量は高分子であれば数十μgで測定可能です。
図2.試料導入の模式図

1.熱分解法・・・ 高分子を高温(600℃程度)で瞬時に熱分解し、分解ガスをGCに導入し分析する方法
<分析事例> 高分子の同定
異物の同定


2.熱脱着法・・・ 揮発成分を100〜300℃程度の範囲で昇温あるいは低温加熱により抽出し、GCに導入し分析する方法
<分析事例> 高分子中に含まれる添加剤の分析

3.発生ガス分析法・・・昇温加熱過程で発生するガスを連続的かつ選択的にMSに導入する方法
<分析事例> 加熱発生ガスの分析



※本レポートのpdfファイルはこちらからダウンロード出来ます。

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