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加茂復元銅鐸の分析
最新の研究報告 薄い銅鐸のなぞも

弥生青銅器のなぞにハイテクが挑む−松江市西川津町のくにびきメッセで開幕した'98国際金属歴史会議しまね(同会議実行委員会、日本金属学会主催)は25日、島根県内外の研究者を集めての県民参加プログラム「銅シンポジウム」を開催。
荒神谷銅剣の×(ばつ)印が埋納直前に付けられたとする最新の研究成果や、
考古、冶金などの各分野の研究者が現代技術でも実現が難しい銅鐸(どうたく)の薄さに迫る分析結果を報告。科学技術を駆使して古代青銅器文化の実像に迫った。

国内外の研究者ら300人が出席して開かれた '98国際金属歴史会議しまね=松江市西川津町、くにぴきメッセ国際会議場 銅シンポジウムの席上、複製銅鐸の分析結果に ついて発表するニッテクリサーチの有馬良士氏 =松江市西川津町、くにびきメッセ

民間研究機関「ニッテクリサーチ」の有馬良士氏らは、古代の工人がなぜ薄い銅鐸を作ることができたのかを探るため、加茂岩倉遺跡(島根県加茂町)の1号鐸をモデルにした復元銅鐸を分析。
元素別の分布状況を調べるマイクロアナライザー顕微鏡エックス線透過検査の結果を報告した。

・・・(中略)・・・鉛をできるだけ均一に分散させるためには、鋳造の際の冷却速度を上げることが重要で、有馬氏は「銅鐸の肉厚が薄いことが有効に働いた。古代人は現代の金属学的知識を経験的に知っていて、それを利用した」と指摘した。

(山陰中央新報(平成10年5月26日)より転載)

講演発表内容全文



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